日本大震災から丸2年が経過した2013年3月11日(月)に七里ガ浜高校にて、「いのちの大切さ」を考えるシンポジウムが開催されました。
まず第1部(全体会)は体育館で9時40分から、最初に参加者全員で黙祷を捧げた後、吉田学校長の挨拶に続き、宮城県七ヶ浜町社会福祉協議会・福祉活動専門員の小野哲さんによる基調講演「東日本大震災を教訓としていのちの大切さを考える~東日本大震災における七ヶ浜町」が行われ、七ヶ浜町の被害状況や災害ボランティアセンターの運営、被災者支援の現状や今後の課題などが、写真や津波被害の映像などを紹介されつつ語られました。
続いて第2部(分科会)は11時15分から4つの会場に分かれ、参加者がそれぞれ希望の会場に移動し、
1.被災地ボランティアに参加して=ボランティア参加生徒の発表、意見交換(会議室)、
2.学校の防災や津波対策について考える=災害図上訓練(DIG)の演習(図書室)、
3.東日本大震災をとおして「いのちの大切さ」を考える=県職員、生徒等によるパネルディスカッション、意見交換(視聴覚室)、
4.拉致問題を考える=映画「『ただいま』の声を聞くために」上映と、拉致被害者横田めぐみさんの父親・横田滋さんの講演(体育館)、
が行われ、12時40分に終了しました。
3年生はすでに卒業しているので参加者の中心は1,2年の在校生でしたが、体育館での2つの講演(全体会と分科会4)にはいずれにも熱心に耳を傾け、また分科会の1.2.3では生徒達も主体的に発表、意見交換、訓練を行うなど、様々な参加形態による有意義なシンポジウムになったと言えます。
当日の様子は、翌12日(火)の神奈川新聞・地域面湘南と、地域情報誌「タウンニュース 鎌倉版」3月15日号(№379)で紹介されました。
[犠牲者悼み教訓を考える|鎌倉|タウンニュース]
また3月29日(金)17:30~18:00のTVK(テレビ神奈川)のニュース番組内で隔週金曜に放送されている県教育委員会による県立高校の魅力を紹介する番組「Way to Go!」で紹介されました(約4分30秒)。
東日本大震災から丸2年が経過する平成25年3月11日に、改めてその被害と影響を振り返り、未曾有の災害を風化させることなく「いのちの大切さ」について全校生徒、保護者と地域が一緒になって考えます。また、防災教育と「いのちの授業」を推進する中で、東日本大震災や拉致問題をとおして「いのちの大切さ」を学び、他者への思いやり、人命尊重と人権意識の醸成を図ります。 =以上、チラシ表面の案内文より