2013年 新年のご挨拶


平成25年がスタートしました。

一昨年の3月11日に発生した未曾有の東日本大震災を教訓に、海に隣接する学校として防災対策に万全を期して参りました。震災後の3月12日には従来の防災マニュアルを一斉に見直し、災害時のハザードマップを校内の複数個所に掲示することや避難訓練も繰り返し行うことで、多くの保護者の皆様から学校の安全、防災に関しご安心いただけるようになりました。そのお陰もあり、NHKラジオ「学校の子どもたちを災害から守るには」の特集において、ゲストスピーカーから学校防災がしっかり行われているとの評価を受けました。東日本大震災から丸2年目となる3月11日には「いのちの大切さ」を考えるシンポジウムを本校で開催する予定です。

十二支の巳は、植物の種子ができはじめる時期と考えられ、『漢書』では「止む」の意味の「已」とし、草木の生長が極限に達して次の生命が作られはじめる時期と解されています。今年創立38年目を迎える七高にとって、学業をはじめ部活動や学校行事にも一生懸命に取組める教育環境の創出に努めると共に、一年一年進歩する学校でありたいと念じています。 

同窓生の皆様には日ごろより本校の教育活動にご理解を戴き、在校生への奨学金、新入生・卒業生への記念品の贈呈や備品のご寄付等とさまざまなかたちで教育活動にご支援を戴いております。このことに心より感謝申し上げます。

平成25年が七高同窓生の皆様にとりましても良き一年でありますよう祈念申し上げます。

平成25年1月4日
校長 吉田幸一