本年度の学校評議員会議について|七高校長室だよりWEB紺青版


県立高等学校では、大学の先生、近隣の中学校・小学校の校長先生、自治会長やPTA会長に評議員になっていただき、本校の教育活動に関し、忌憚のないご意見や提案を戴いております。

平成25年度の本校評議員の皆様は大学教授1名、元県立高等学校長2名、近隣中学校長1名、自治会長1名、PTA関係2名の7名の有識者の方々に委嘱をしています。年2~3回の学校評議員会議を行い、学校目標の確認、授業・行事の視察、1年間の教育活動の評価、生徒会生徒との意見交換会等を行いました。

本年度のご意見やご提案は次のとおりです。

6月
・学校目標に向かって学校全体が取り組んでいる七高はすばらしい。評議員の提言をすぐ取り入れる姿勢は他の学校にはない。(大学教授)
・スピード感のある学校経営がすばらしい。(元県立高校長)
・「校長が変われば学校が変わる」のとおり、校長の主体性が学校に変化をもたらしている。そのことが地域から信頼を集めている。(元県立高校長)
・自治会の行事に吹奏楽部が良く協力してくれる。地域の小学校やプリンスホテルと協力する体制があると地域がもっと良くなる。(自治会長)
・トイレを改修してパウダールームをつくって評判が上がったのだから、下駄箱も塗り替えるなど工夫したらどうか。(大学教授)
・授業態度も教室の整理整頓も今までにないぐらい良くなった。(PTA)
→1ヶ月も経たないうちに、下駄箱の改修を行ったところ、こんなに早く実践する学校はない。七高のスピード経営には本当にびっくりした。

3月
生徒会の意見交換を受けて
・服装や頭髪が乱れている生徒を見て、生徒たち自身が「自分たちの行動はおかしい」と気づくことはすばらしい。(元県立高校長)
・文化祭のテーマを「輪」(きずな)としたことが素晴らしい。本来きずなは「絆」と書く方が多いのだが。被災地ボランティア等の七高の生徒の姿が良く現れている。(元県立高校長)
・行事や4校連携など、自分たちで考え、自分たちで行動している点は素晴らしい。(元県立高校長)
・高校生になったら何でもできて、羽目をはずせると考える中学生が多いので、中学校としても校則をしっかり守る意識を醸成したい。(中学校長)
・頭髪や服装は学校の指導だけでなく、本人の自覚と家庭のしつけが大切である。(PTA)

その他意見・提言
・ごみの分別や乗車マナーにしても、最近の子どもたちには「公共」の概念が薄れている。(大学教授)
・防災訓練も専門家に講師依頼をだしてみてはどうか。(PTA)
・服装や頭髪は以前よりとても良くなっている。先生方の指導が身を結んでいる。(元県立高校長)
・卒業式も落ち着いた良い式であった。指導の成果が出ていると先生方も実感して良いのではないか。(PTA)
・中学校の高校選択の時期が遅くなっているとの説明があったが、進路の決定時期は変化していない。受検する学校を事前に見学する傾向が出ていることもあるため、12月まで学校説明会を開催してほしい。(中学校長)
・生徒たちの話を聴けたことが何よりの収穫である。学校評議員会議のあるべき姿が七高にはある。(元県立高校長)

平成25年度学校目標
・確かな学力向上のため、授業の充実と主体的に学習に取り組む態度を養うことにより、学ぶ力を着実に身に付け、学び高め合う教育の充実を図る。
・生きる力を身に付け、社会人・職業人として自立していくことができるよう、生徒一人ひとりの個性や能力を引き出し、これからの社会に対応した計画的・体系的なキャリア教育を推進する。
・生徒一人ひとりに応じたきめ細かな教育支援を行い、集団生活の中での人間性と社会性を養うことで、健康で活力ある学校づくりを推進する。
・生徒の個性を尊重し、活力と魅力のある学校づくりを推進することで、一人ひとりの教育的ニーズに適切に対応し、共に育ち合える学校づくりを推進する。
・地域連携などをとおし、豊かな人間性と社会性をはぐくみ、特色ある教育活動により、地域に信頼される学校づくりを進める。
・学びを支え、快適で安心な教育環境の整備に努めるとともに事故・不祥事防止の徹底を図る。

今後も柔軟な発想と時間軸を設定した学校経営を実践し、充実した教育活動に取組んでまいります。

校長 吉田幸一