新副校長のご紹介


2009年度から2年間七高の副校長を務められた有森斉先生が青少年センターに転任され、本年度より新副校長として阿部直彦先生が着任されました。
阿部先生は社会(地歴公民)科教諭として三崎、氷取沢、横須賀の各高校などで教鞭を取られた後、横須賀高校全日制教頭を経てこのたび七高に赴任されたものです。

阿部先生から着任に際しての挨拶文を当HPにお寄せ頂きました。

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七里ガ浜高校同窓生の皆様

4月に着任しました阿部直彦です。異動内示のあった3月28日、引継ぎのため初めて仕事で訪れた3月29日、職員として現職に就いた4月1日と、慌ただしい異動事務をへて、ふと七里ガ浜との縁を振り返って見ました。

出身は長野県上田市です。上田は、最近の歴女には真田一族の上田城が有名ですが、実は郊外には国宝や重文の八角三重塔や見返り未完の五重塔などが残る鎌倉時代の古刹も多く、鎌倉街道という古道もあって、“信州の鎌倉”と言われています。そんな縁で上田と鎌倉は姉妹都市なのであります。

中学3年の修学旅行では、長谷の大仏と江ノ島、まさにこの地を訪れました。山国の中学では、東京とともに海に行かなくては話になりません。東京ディズニーランドのまだない頃としては、これぞ“修学”旅行だったのです。まさか40年後に仕事の場所となるとは思いもよりませんでした。

東京の大学を出て20代で勤めたのが、埼玉県春日部市の県立高校でした。同じく“海無し県”の埼玉としても、学年行事の社会見学・班別自主行動は、北鎌倉駅をスタートに、いろいろな海岸を経由して鶴岡八幡宮で集合する、というのが定番でした。8年間の勤務のうち3回は引率でこの地を歩きました。

30代で神奈川に移り、横須賀三浦地区の高校に赴任して高体連サッカー専門部の委員の仕事を始めた頃、七里ガ浜という強いチームがあったのを覚えています。審判や大会役員として、何度か七里ガ浜というチームとは関わりました。選抜大会では相手チームのスタッフとして、湘南選抜の米山選手や小池選手のうまさは印象に残っています。その後、勤務校のサッカー部顧問として、何度もこのグランドで練習試合をやらせてもらいました。

風光明媚の環境、広いキャンパス、自由と自己規律を標榜する校風、まじめさと積極性をもって自分を伸ばすことに挑戦しようとする生徒の存在、こんな七里ガ浜高校に図らずも着任することになったのは、まさしく“縁”だと思っています。こんな”縁”を大切に、七里ガ浜高校の新たな一ページに向けて微力ながら専念する所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。